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86TOURー2008 First Day

「今度の連休ハチロー行くけどどうする?」
「おお~!行きたい行きたい!」

こんなやり取りで始まった年に一度の八郎参り。今年も職場の友人Nとのツアー。二人とも前の日は酒呑みということで、ゆっくりめの朝4時に仕度をし、寒河江を出発したのは4時半を過ぎた頃。仕事の愚痴を言いながら、日頃溜まった鬱憤を晴らすかのようなマシンガントークに相槌を打つ。
それにしても遠い。
秋田に入る頃から空も明るくなり、徐々に行楽客の車の量が増えていく。
八郎潟に入ったのは、太陽も燦々と輝き薄ら汗ばむほどの陽気に包まれた8時過ぎのことだった。

いつものコンビニで飲み物を補給し、ゆっくりと大潟橋を渡りながら全体を見渡す。水量は多いが風も無く穏やかな表情を見せている湖面。湖面を長めながら隣の連れの顔色を窺う。期待と不安の両方が心臓の鼓動を早めているだろう。釣り自体が約1年ぶりのことだそうだ。
まずは漁港の対岸から様子を見てみることにした。

橋を渡りきり、婆箆(ばばへら)を横目に右折すると、前日から来ていると噂で聞いていた見覚えのある車が駐車してあるのが見えた。見覚えのある車の後ろに駐車しタックルの準備をしている所へ、見覚えのある顔が聞き覚えのある声で話し掛けてきた。
「おはようございます。」
今年はやたらと奇遇釣行を重ねているCLUMSY ANGLERのキミジロー。さんだ。
「今日は朝5時からやってますけどまだゼロです。釣れませんよ。」
「ふぅ~ん」
そんな悲しいアナウンスも軽く受け流す。ぼくにとっての八郎潟は最早パラダイス的な釣場ではない。年々釣れなくなっている現実は痛いほどに感じているし知っているが、隣の連れにとってはどうだったろうか。只でさえ1年のブランク。どこから攻めようかさえ戸惑っていたに違いない。準備を済ませ目の前に広がる葦原から攻めることにし散る。
時折葦が動く場所にファットイカを落とす。カラーはここでしか使わないだろチャート。
着水したルアーに驚いて逃げる魚。あちらこちらの葦中で騒ぐその魚の正体は、御乱交中の鯉の御一行様。御一行がシャローに差しているとなると期待できない。今年のツアーも悪い時期に当たってしまったようだ。なるべく御一行の邪魔にならないような、端の方のストラクチャーを探す。
橋桁付近に半水没の船を発見。足場が悪く振りかぶれもしない場所。恐らく攻め切れていないだろうその場所にファットイカを落とす。沈潜の縁と切り株、そしてタイヤ。3つが織り成す小さな穴。そんな穴に待望の奴はいた。

CA280901.jpg

43cm。
案外あっさりと釣れたことに安堵。
1匹釣れたことを連れのNにも知らせる。これでキャストに気持ちも入るだろう。魚がいるかどうかさえ分からないのとではだいぶ違う。
Nは黙々とキャストを続け遠くの方まで行ってしまった。ぼくも遅れ気味に後を追う。
ファーストフィッシュから何もないまま時間だけが過ぎ、真夏のような太陽がジリジリと肌を焼き付け体力と気力を奪っていく。疲れた顔をしてNが戻ってきたタイミングで移動を決意。キミジロー。さんは鯉が騒ぐ葦原の先で本日のファーストフィッシュをキャッチしていた。
いつものアレかと尋ねると珍しく違うルアーのテキサスだったことに軽く驚きつつも、次のエリアの選定会議を開く。

続いての場所は調整池西岸。リップラップが顔を出し歩ける状態にある。数年前まではスピナベで大釣りを出来た場所。常吉で軽く二桁は堅かった。
水はやや澄んでいる。水面でざわつく小魚がいることも確認できる。期待を込めテキサスで溢れた岩と岩の間を丁寧に探るも反応は無い。
するとスピナベで流していたNが突然ファイト体勢に入った。が、ロッドに宿った1年ぶりの生命感はロッドのテンションと共に敢えなく消えてしまった。合わせが上手く決まらなかったようだ。と言うより突然過ぎて驚いて合わせられなかったようだった。パンテラをブチ曲げた相手は諸手を挙げて万歳のサイズだったに違いない。惜しい。
気を取り直してキャスト。今度はぼくの操るスピンドルのテキサスにバイト。一呼吸置いて合わせるもすっぽ抜け。シッポしか食っていないところを見ると小さいのかも知れないが、ルアーを小さくするつもりは無い。大きいルアーを食えない魚はいらない。
少し離れたキミジロー。さんにヒット。クランクで連発。サイズは小さいながら連発劇ににわかに活性が上がるものの、反対に反応は無くなる。

調整池を更に南下。2箇所ほど様子を見て午前の部は終了。

コンビニで昼食を摂り作戦会議。東部や調整池のリップラップでは釣れる気がしない。大きく状況を変える必要がある。二日目は西部承水路をメインに考えているので西部の様子を見に行くか、それとも東部で粘るか。考えに考えた末、流れのある所、河口付近の様子を見ることにした。

昼食会議も終了し、ここでキミジロー。さんとはお別れ。ぼくらは一番大きな流入河川、馬場目川の河口に狙いを定めて移動。
河口には先行者が多数。ボートやフローターも入ってきている。陸っぱり同様どちらも釣れていないのだろう。その顔には疲労が浮かんでいる。
それにしても暑い。日焼け止めをしていない腕が真っ赤になり痛い。
東部でも感じたが、このエリアも葦が消えてしまっている。数年前までは釣れる葦が点在していたこの場所。どこもかしこも消えてしまった葦。ウィードもここ数年見ていない。

ここでひとつの仮説。八郎潟も霞ヶ浦のような状態なのだろうかと推測してみる。安定期に入りバスも増えていない。リリ禁に伴う大々的な駆除。水質の悪化で葦とウィードが消えた。バスがいるべきストラクチャーが消えバスも減った。そしてバスがどこにでもいる時代が終わったのだろう。只の推測。釣れない言い訳。

大きくエリアを変えても釣れないことには変わりはなく、夕まづめをうたせ館前で迎えた。
ここも前述どおりの場所。やはりウィードと葦が広がっていた。今は面影すら無い。
ここまで全く釣っていないNは諦めムード。ロッドを3本も抱えて座り込んでいる。キャストする姿も力無い。
暫く離れて釣りをして、何もないまま合流すると、ようやく1本釣ったという嬉しい知らせ。本人はあまり嬉しくない様子に尋ねてみると、「スピニングに3インチのセンコーを結んでキャストしたまま寝ていたら釣れちゃった」とのこと。何にせよ釣れたんだからいいじゃないか。
夕闇が迫りそろそろラストという時間帯。本日のエンディングフィッシュはぼくにやってきた。

CA280902.jpg

45cm。まずまずの魚。
ルアーはこのエリアに来る前に寄った釣具屋で購入したばかりのもの。マグナムハゼドンのテキサス。このサイズのルアーに食ってくるのはいい魚。数は出ないが使い続ける意味がある。嬉しい。

本日の釣果はぼくが2本(2バラシ)、Nが1本(1バラシ)。

ボルダー潟の湯で温泉に入り夕食と生ビールで疲れを癒やすした後は、缶ビールと酎ハイを寝酒に車中泊。Nは相当疲れたのだろう。5分で大鼾をかきながら寝てしまっていた。家族にメールを入れ就寝したのは11時頃。

明日は西部で勝負。

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4 Comments

CA-K says...""
いやはや、お疲れさまでした。
初日はそんな感じだったんですね。
もはやどこで会っても驚きませんよ。
河口湖ぐらいだったらさすがに驚くかも(笑)
2008.05.06 19:06 | URL | # [edit]
け〜ちん says...""
早く~
続き~
2008.05.06 20:12 | URL | # [edit]
gajin says...""
CA-Kさん★ お疲れ様でした~。そんな感じだったんですよ。流石に河口湖まで行く元気はもうありません。熱心じゃなくなりました(笑)

け~ちん★ まあまあ、そうせっつかないで。お汁が溢れちゃってるぞ。
2008.05.06 20:24 | URL | # [edit]
reopapa says...""
結構厳しいんですね~でもサイズが良いですね!!!
2008.05.07 02:17 | URL | # [edit]

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