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86TOURー2008 Second Day

ガーッ ガーッ・・グガッ ング

午前3時。ナチュラルアラームで目が覚める。4時に設定してあった携帯のアラームを解除し煙草をプカリ。
「ん・・・時間だが~?(起きる時間だろうか)
「いや。・・・寝てろ。」
まだ眠いを気遣い、そうっと車を発進させる。向かったのは北端のコンビニ。もう一度寝る気にはなれなかったので、コーヒーと煙草、それにエロ本を買い駐車場で時間を潰す。薄ら辺りが明るくなり始めた4時、もようやく目が覚めたようだ。
「おはよう。朝飯と飲み物買って来いや。出発すんぞ。」
「分かった。まず顔を洗ってコンタクトすねど(しないと)。急いで準備する。」
「ゆっくりでいい。慌てんな。」

二日目の朝は、去年49cmと48cmを仕留めた西部のとある場所。こんなとこ入っていけるのかな、的な道を進んだ所にある1級ポイントから始める。
の了承を得て、ぼくは一人フロートボートで浮かぶ。あまりの釣れなさに陸っぱりと浮いたのとではどれほど違うのかを検証する意味も込めて浮かぶことにしたのだ。

朝早くから風が強く吹きつける。承水路の流れもあってどんどんと流されてしまいステイできない。流されるままクランクをキャストしていく。ここぞと思った所には鯉。当然バスからの反応は無い。
折り返し、エレキで遡りながらフラップスラップで流していく。ピックアップ寸前、ガッツリと食い上げ。ファイト中リアフック1本掛かりなのが判り、潜るタイミングに合わせてもう1本をエラ蓋に掛ける。そのまま抜き揚げたのは44cm。
リリースし流された分だけエレキで戻る。同様のポイントで続けざまにヒット。更なる手応え。プレッソのドラグが滑る。ドラグを締め直そうとした瞬間にフッとテンションが消えた。でかそうだっただけにかなり悔しい。何れも葦より3m程手前で食ってきている。
気を取り直しキャスト。コリコリと底に当たる感触。釣れそうな感触に集中していると僅かに重くなるアタリ。合わせを決めファイトを開始。すると先ほどまでとは違う抵抗を見せる魚。水面まで揚げるとグルングルンと回るソイツの正体は60upのヒゲ野郎。なまずだった。キミジロー。さんなら喜んだに違いないが、生憎ぼくは大嫌いな魚。ルアーだけ掴みフックを外しそのままお帰りいただいた。
少しエリアを変え、背の低い葦原が広がるシャローへ行く。エレキが底に当たるほどのドシャロー。エレキを上げオールで突き進む。風に流されないようにパラ葦の真ん中にボートを入れ固定。すると驚いた魚が動く。魚が動けば葦が動くため分かり易い。動いた葦目掛けバンピーワーム(大)のテキサスを入れる。入れても食わなければ葦に引っかけシェイク。弛んだラインが一気に消し込む。
スラップショットの暴力でねじ伏せた45cm。

CA280906.jpg

ひれも尾っぽも真っ赤なプリスポーンの魚体。
鯉がいない葦エリアにはきちんとバスが入ってきているようだ。正解はこっちか。クランクを止めテキサスに絞る。暫くアタリもなく葦が動くのを待つ。と携帯にメールの着信。キミジロー。さんからだ。ここは入れるんじゃね的な道路の入り口を知らせると間もなく駐車場に入ってきたのが見える。携帯で話しながら居場所を知らせ手を振り確認。状況を知らせぼくはドン詰まりの方まで移動。
背の高い葦と背の低いパラ葦が絡むシチュエーションだけを撃つ。ガサガサと動くのはこういったエリアだけのようだからだ。キーワードは緑のパラ葦。これは完全に正解だったようでパターン確定。背の高い葦と低い葦の間のスペースに奴等はいた。
6本を追加し大満足。全てが40upの41~45cm。まだまだ出そうだったが、これ以上は陸っぱりに申し訳ないので終了することにした。

86-08.jpg

十分な釣果で陸に上がり合流。岸組はキミジロー。さんの41cm1本だけ。はやはりションボリと俯き口数も少ない。すぐに顔色と態度に出るので分かり易い。何本釣れたとかはこちらも一切口に出さず次の手を考える。

続いては東部のドン詰まり。シャローと葦が絡むエリアだ。春はここもいい思い出がある。そんな思い出は思い出のままに、ひたすら何も起こらない。遠くまで行ったが帰ってくるのを待つ。遠くにの姿を見付けたキミジロー。さんがひと言。
「お連れさん、寝ちゃってますよ。」
「マジですか。昨日ああやって釣ったそうですからね。寝釣りですよ。」
「睡眠(スイミン)グですね(笑)」
「うまい!」
スイミングから帰ってきたの顔は虚ろ。魂が入っていない骸が釣りの格好をしているかのよう。行動も一々スローモーション。

さあ決心は付いた。今日は西部と心中覚悟。あとは外側にするか内側にするか、それだけを一人悩む。そしてプランを二人に発表。内側ラインをぼくが気が向いた所で止まりながら釣り進むことにした。

まずはボートで流しながら見付けた大きな水門。魚っ気もあり釣れる気がする。ぼくだけウェーダーを履いて水中から岸際を撃つ。二人はスニーカーのまま。ここではキミジロー。さんのテキサスにワンバイトと、ぼくがクランクで1本バラシて終了。

車で数百メートル進み、土手を登り様子を窺う。釣れそうな気配だ。
「30分勝負!!」
「30分あれば釣れるでしょう。」
その言葉どおり、早々に釣り上げたのはキミジロー。さんだった。ナイスな40up。これでモチベーションが保てる。釣れたのはいつものテキサスを緑の葦の新芽に入れた時。背の高い葦は無いものの緑の葦というキーは変わりない。

また数百メートル進んでは車を駐め、土手を登り様子を窺い釣りをする。同様の緑の新芽。またしてもキミジロー。さんにヒット。30cm台に落ちたものの釣れていることにガイドするぼくも安心。釣れることは釣れるがワンエリア・ワンフィッシュはどうにかして欲しいところだ。そしてこの辺りから時折小雨が降り出す。天気予報では晴れで茹だる暑さだと言うから雨具も持ってきていない。Tシャツの上からジャージだけを羽織り釣りをすることにした。

また数百メートル進んでは車を駐め、土手を登り様子を窺い宣言。
「15分勝負!!」
「短くなってますけど(笑)」
「あははははは!」
「15分もあれば十分です。」
キミジロー。さんもノッてきたみたいだ。段々と楽しくなってきた。いつもの釣行いつものノリ。ただ一人だけは調子にノレれていない様子。
ここでもキミジロー。さんに40upがヒット。このオトコ、ノセるとコワイ。ガイドのぼくはガイド業ばかりでノーヒット。それよりもの様子が気になる。キミジロー。さんも気を利かせて釣れそうなポイントを譲ってくれるが、既に心は微塵に砕け聞く様子のない。遠くまで歩きながら撃っていく。

が進んでった少し先まで車を移動。雨も強く降り出し流石に寒い。ジャージの上から更にTシャツを重ね着する。
「カッパとか持ってきてないんですか?」心配してくれるキミジロー。さん
「ええ。晴れだったので持ってきてません。」
「流石ですねぇ」
(何が?)
と合流するまで釣りをするもののノーバイト。
「ワンエリア・ワンフィッシュなりませんでしたね。」
「一人残って移動したことにならなかったんじゃないですか(笑)」
「ああ!なるほど(笑)」

また進み駐車。今度は全員で移動した。ワンエリア・ワンフィッシュなるか。
毎回3セットのタックルを持ち運ぶにひと言だけアドバイス。
「釣れない人ほどタックルを沢山持ちたがるから、タックルを1本に絞ってこれだけ!ってやつを通してみたら。」
「(キーをお前が持っていて)車まで戻れないから仕方なく持ってんだよね。」
「分かるけどやってみ。」
そんなやり取りの後、が奇跡の逆転ホームラン。サイズは45cm!釣れないとの噂の(笑)ロッククローのテキサスで足元の葦の新芽を撃っていた時の出来事。長い沈黙を破る大きなヒットとなった。嘘のようなホントの話。これにはぼくも心底嬉しくて一緒になって喜んだ。やはり同行者も連れないと釣りは楽しくないから本当に嬉しかった。

次のエリアも同様のポイント。ただ、葦原が岬状に張り出していてこれまで以上に気合いが入る、そんな場所。
「ここは釣れそうです!」
キミジロー。さん
もこれまで以上に気合いが入った様子。
「あっち(の岬)で2匹釣ってきます!」
反対にこれまで以上に黙って釣りをする。集中している証拠だろう。そんな彼に神様は味方したのかパラ葦の際で連続ヒット。ワンエリア・ワンフィッシュ説をも吹き飛ばす快進撃。更には葦の岬でキミジロー。さんが45cmブッコ抜くところを目の前で見せ付けられ、あ~楽しい、とか思いつつもここまで自分だけ釣れていないことに今更気付き少し焦る。

そしてまた移動。移動の車の中でちょっとだけ尋ねてみる。
「また来るかって言われたらぁ・・・」
「もう来ないって思った。正直来年は別の人を誘ってって言おうと思った。」
だろうね。釣れて良かった。45cmが釣れたことに興奮気味のNは少し饒舌になる。やはり君は饒舌じゃないと君らしくない。

夕刻、殊更大きな葦原のエリアに辿り着く。鯉が彷徨いていて芳しくない。ノッテきた二人はそれでもバスを釣る。今までで一番小さなバスに直ぐに移動を選択。

時間的には最後の場所。五明光橋の袂。
ここでようやくぼくにもヒット。44cmとエンディングフィッシュには物足りないがこれがツアー最後の魚となった。

CA280914.jpg

釣りを終え帰路に着くと、それを待っていたかのように雨が強く叩き付ける。雨に打たれ続けていたはずのぼくの服は不思議と乾いていた。釣りのアドレナリンが服をも乾かしたのだろうか。釣馬鹿とは恐ろしいものだ。
高速で帰るキミジロー。さんとはガソリンスタンドで給油をしてお別れ。ぼくらは一般道を帰る。結局家に着いたのは11時も過ぎた頃。疲れた体にビールを補給し就寝。

また行くか?って尋ねられたら、「また行ってやってもいいよ。」と答えるだろう。

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14 Comments

ちいちゃんパパ says...""
さすがG氏!フロオッケー号で続けてたらもっと良い釣果を得られていたところ、お連れさんへの気配りも忘れず、Gガイドサービスご苦労様でした。旅は道連れ楽しく釣りましょうが1番ですよね(^・^)でも正直もっとバホバホ釣りたかったのでは?!ハチロー早くいきてぇ~!!
2008.05.06 23:59 | URL | # [edit]
CA-K says...""
いやぁ、エキサイティングでしたね。
見直しましたよ、ロッククロー。
次回から「ロッククローはいただけませんね」と言えませんね(笑)
しかしボートでそんなに釣ってたんですね。
2008.05.07 00:07 | URL | # [edit]
reopapa says...""
いい釣りしてますね~俺も八郎行きたくなりましたよ~!!!
でも、メバルもだんだん終盤が近くなり、イカも親の時期がくるし、バスも釣りたいし迷いますね!!!
2008.05.07 02:27 | URL | # [edit]
ジョニー says...""
さすがに渋い八郎でも釣りまくりですね!!!!
2008.05.07 04:12 | URL | # [edit]
とんすず says...""
おおお~、結構釣れましたね。
シブイながらも、釣れる時には釣れますよね。
あんまり釣れすぎると、オカッパリの方に申し訳ないんですけど。
2008.05.07 06:27 | URL | # [edit]
gajin says...""
ちいちゃんパパ★ 風呂桶号はドシャローにも突っ込めていい感じです。半日やらせてもらってたら二桁は堅かったです。旅は道連れ。まさにそのとおりですよね。ストレスを発散できるくらいテンポ良く釣ったので満腹でしたよ。
2008.05.07 18:44 | URL | # [edit]
gajin says...""
CA-Kさん★ エキサイトしましたね!キミジロー。さんとならいつでも楽しいです。本来ならぼくがボケでツッコミ役ではないんですけど。お蔭様でツッコミも出来るボケに成長できました(笑)ロッククローは釣れないって言ってるそばから釣られちゃいましたね。アナドレナイ!
2008.05.07 18:47 | URL | # [edit]
gajin says...""
reopapa★ そっちこそいい釣りしてるじゃないw あんまり魚種を増やすと大変だよ~。ほどほどに。
2008.05.07 18:49 | URL | # [edit]
gajin says...""
ジョニーさん★ 今回はたまたまパターンを見つけただけです。やはり浮いてこそ見えてくるものがありますからね。オカッパリにも役立ちます。
2008.05.07 18:51 | URL | # [edit]
gajin says...""
とんすずさん★ 鯉が騒いでるとダメですね。連れにもポンツーン持ってけって言ったんですけど、めんどくさがりなんですよ。もったいないですよね。
2008.05.07 18:56 | URL | # [edit]
け〜ちん says...""
ハイハ~イ
来年のツアー決定!
八郎潟は、ロマンだ
栗はマロンだ!

ロマンを感じる釣行記ですたね~
2008.05.07 20:35 | URL | # [edit]
U~G says...""
イイ釣して来ましたねぇ~~。
40up羨ましいなぁ~、俺も早く40up揚げないと・・・
2008.05.07 23:41 | URL | # [edit]
gajin says...""
け~ちん★ 駄文からロマンを感じ取ってくれてありがとう(笑)来年は一緒に浪漫飛行といたしましょうか。
2008.05.08 08:02 | URL | # [edit]
gajin says...""
U~Gさん★ いい釣りでしたね~。いや~楽しかった。釣り仲間っていいですね。
2008.05.08 08:04 | URL | # [edit]

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